海の近くに住んでいるため、夏場は地元民しか訪れないローカルなビーチによく行きます。駐車場代も、海水浴料もタダです。
観光客があまりいないので、人影もまばら。でも、地元の若者がライフセーバーとして常駐しているので子供たちを連れて行っても安心です。過去にはムスメが波間で立ち泳ぎの練習をしていたら、
救助されそうになったこともありましたが（笑）なんとも心強い、安心して遊べる場所になっています。
どこかのリゾート地のような華やかさはないですが、沖へ向かう漁船の群れや、近くにそびえたつ風力発電の風車の音などに、地元ならではの風情を感じます。海水は透明度が高く、
海が静かな時は魚が泳いでいるのを見ることができます。私も何度か、アジと一緒に泳ぎました。興奮しますが、それと同時に自分自身も魚になれたような癒しの感覚を得ることができます。
ムスメとムスコは延々海で遊んでいますが、私は長時間波間に漂っているわけにはいきません。そこそこ泳ぎを楽しんだら、そそくさとシャワーを浴びて、お気に入りのコットンのワンピースに着替えてしまいます。
そして、これまた地元の若い人がやっている小さな喫茶店で飲み物を買い、子供たちが遊ぶのを眺めながら過ぎ行く夏を味わいます。BGMはボサノバや日本の懐メロだったりします。海風に濡れた髪を撫でられると、
その日が３５度を超える真夏日であっても心地よく、暑さに愛おしささえ感じ、至福の時を過ごすことができます。