すぽーつ麦茶の7つの原料-キヌア
・キヌアとは?
アカザ科の一年草で、ほうれん草と同属です。
草丈は2m以上になります。
穂は品種によってアカ、記、紫、白など様々な色を呈し、直径2~3mmの種子を一つの房に250~500個ほどつけます。
・キヌアの歴史
チチカカ湖周辺地域が原産地で、現在でもボリビアとペルーで多く生産されている。標高2,500mから4,000mにかけての高原地帯で栽培されており、ペルーでは年間150トン程度生産されていると見られる。日本での生産はほとんど無い。
アンデス地方ではインカ帝国時代か、それ以前から栽培されていた。一説には5,000年前から栽培されていたとも言われる。古くから「穀物の母」と称され、重要な穀物であった。
いわゆる痩せた土地でも栽培ができるため、モンゴルなどの気候条件が厳しくもっぱら遊牧が行われてきた地域などでも栽培が試みられている。
・キヌアの栄養
キヌアは非常に栄養価が高く、さらにアミノ酸のバランスが優れていることから、近年日本などで健康食品として親しまれています。
他の穀物と比べると、たんぱく質の含有量が多く、その構成は牛乳と似ています。
しかし、グルテンを含まない為に小麦アレルギーの人でも食べられます。
また、粘性の高い澱粉を含むため、小麦粉にキヌアを混ぜて使うと腰の強い生地を作ることができます。
また、キヌアの脂質のほとんどは、リノレン酸やリノール酸といった不飽和脂肪酸であるという特徴があります。