ナイアシン(ニコチン酸、ニコチン酸アミド)
知っているようで意外と知らないのがビタミンです。
ここでビタミンのおさらいをしましょう。
■ナイアシン(ニコチン酸、ニコチン酸アミド)
◎生理作用
・生体内の酸化還元反応において働く
・糖質、脂質の代謝に働く
・脳神経の働きを助ける
・血行を良くする
・抗皮膚炎作用
・アセトアルデヒドの分解
欠乏症:ペラグラ…皮膚症状(発赤、色素沈着)、胃腸障害(食欲不振、口内炎、下痢)、神経症状(神経痛、麻痺、精神異常)
◎積極的に摂ってほしい!!
・お酒を良く飲む人 ・胃腸障害
◎1食あたりのナイアシン (推奨量:6~11歳 8~13㎎/日)上限量あり(100~150㎎/日)
食品名 | 1食分(g) | Vt.B12含有量(㎎) |
---|---|---|
豚レバー | 50 | 7.00 |
かつお(春獲り) | 100 | 19.00 |
まぐろ | 80 | 11.36 |
玄米ご飯 | 120 | 5.10 |
★ペラグラはとうもろこしを主食とする地域に多く、米を良く食べる地域には少ない
★酸、アルカリ、熱、酸素、光のいずれにも安定である。(=調理中に分解されにくい!!)
★体内でトリプトファン60㎎から1㎎のナイアシンが合成される
★牛乳や卵にはナイアシンは少ないが、トリプトファンが多く含まれる
★Vt.B1,B2,B6とともに摂取すると合成UP!!